2014/02/25にMtGoxにBitCoinを保有していた投資家に激震が走った。
BitCoinの取引所として世界中でも最大級の取引所であった、MtGoxが突然HPを閉鎖し取引を行えないようにしてしまった。
もちろん同取引所にBitCoinを保有していた投資家たちは非常に困惑し、恐怖に陥った。
ビットコインの今後は?最大の取引所「MtGox」が取引中断
http://www.afpbb.com/articles/-/3009346?ctm_campaign=txt_topics
今回、日本で発生したBitCoin取引所大手の問題が世界中でインターネットだけではなくTVや新聞などいろんなメディアで取り上げられている。
もともとBitCoinの性質上、金融資産としての信認は流動性の価値とBitCoinが消滅しないという信用の上に成り立っている。
今回の問題によって、BitCoin自体の信用への影響は避けられないだろう。
BitCoin取引所(BitCoin Exchange)の役目としては、P2Pネットワーク内に存在するBitCoinという資産を通貨という資産に交換(exchange)することにある。
そしてMtGoxには取引所として機能以外にブローカーとしての機能があるので、顧客の資産を預かることになる。この際に、ブローカーが持ち逃げしないという確証がないということだ。
日本でもFXが黎明期の頃は、顧客資産を正しく保全していないということで大きなカウンターパーティーリスクが存在していた。
現在では法令により、顧客資産を信託保全しなければ金融商品取引業の許認可が下りないのでひとまずはブローカーが夜逃げしたり顧客資産に手を付けるということが難しい仕組みになっている。
MtGoxの場合、今後なんらかの対応を打ち出したところで、金融では信用がとても重要なので復活は難しいかもしれない。
私の考えでは仮想通貨の性質上、実物がない以上ハッキングにより資産が失われる可能性は否めないので今後のブローカーのあり方として、
下の二点に関しては特に難しいことではなく、FX取引事業者は常に行っていることである。
取引の履行を保証させるという事が取引所やブローカーの最優先事項なので、ここをどのように確実に行わせて行くかが今後の課題となるだろう。