タグ ‘ Statistical Arbitrage

高頻度取引(HighFrequencyTrading)とは?(3)

orderbook

今回も、前回に引き続き、High Frequency Trading(以下:HFT 訳:高頻度取引)関連です。

 

HFTにおける統計的裁定について簡単に解説しましたが、今回は最良執行のための考えや微小時間で発生する超過収益の源泉について説明していきたいと思います。

 

非常に短い期間における超過収益の源泉になるファクターは、長い期間で利用されるものとは大きく異なります。例えば、株式市場において財務諸表等のファンダメンタルズ情報は企業の本源的価値を参照する上で非常に重要視されるものです。

しかし、HFTに用いられるような時間区間では、ファンダメンタルズ情報が大きく異ることが少ないので用いられることはあまりありません。(現在では、純粋な定量化されたデータを用いるだけではなく、ニュース等のテキストベースの情報をテキストマイニングという手法を用いて超過収益を得る方法も開発されているので、一概にファンダメンタルズ情報が無視されている訳ではありません)

 

では、どういった情報が利用されるのでしょうか?

注文の流入量約定の偏りなどの情報を利用されることがあります。
それをマーケットマイクロストラクチャー(Market Microstructure)と呼ばれます。

市場の微小構造に着目した学問で、人間の行動により生み出される効果などを研究しています。
これは極短期市場における市場効果だけではなく、日時のデータでも有効性がある効果も様々発見されています。

研究してみるといいかもしれませんね^^

 

今回はこの辺りまでにします。
次回はもうそろHFT関連は飽きたので違うのにするかもしれません^^;

 


高頻度取引(HighFrequencyTrading)とは?(2)

HFT2

前回に引き続き、High Frequency Trading(以下:HFT 訳:高頻度取引)関連です。

 

高頻度取引の概要やFPGAの利用について解説しましたが、今回は実際の取引手法やモデルの内容などを説明していきたいと思います。

超短期の超過収益を獲得する方法については、純粋なアービトラージを行う方法を紹介しましたが実際には速度だけに依存するので取引手法のバリエーションとしては乏しいものになります。

その次の階層に存在するHFTerとしては、Statistical Arbitrage(以下:Stat Arb 訳:統計的裁定)を行うプレイヤーでしょう。

これはどういうものかと言うと、ピュアなアーブに対して、統計的に導かれた非常に相関性の高い銘柄のペア(又は複数)を取引する手法で、よくスタットアーブと呼ばれます。

基本的には、純粋なアービトラージと同様な取引を行うのですが統計的な裏付けによって行うので、とにかく取引のサンプルを増やすために多銘柄で高頻度に行うのが特徴です。

あらかじめ設定したスプレッドより拡がった銘柄などを発見したセットに注文を出すスタイルです。しかし、スプレッドが拡がる瞬間は極一瞬であることが多く、その瞬間をHFTで狙いに行く手法となります。

 

まだ他にもHFTのプレイヤーの種類がいるのですが、それは次回以降に紹介していきたいと思います。

 


return top