さてさて年末が近づいてきましたね!
今年のトレーディングは皆様にとってどうでしたかー??
大きく儲かった方、残高が微動だにしなった方、残念ながらマーケットに貯金した方、
色んな方がいると思います。
増えた方にも減った方にも役立つ税金の話をしたいと思います。
まず株式取引について
国内株式取引においては特定口座というものを利用することが出来ます。(一般口座については省略)
特定口座とは、証券会社側で税金に掛かる取引をまとめて税金を申告するための帳票を作成する口座と考えていいと思います。
さらに、特定口座の中に源泉徴収ありと源泉徴収なしの二種類があります。
源泉徴収ありとは、証券会社があなたに代わりに取引に掛かる税金を計算し納付してくれるものです。
源泉徴収なしとは、証券会社は年間の取引をまとめた報告書をあなたに送付し、確定申告するかどうかあなたに委ねるものです。
では、どちらの口座を使用したらよいのでしょうか。
それは、あなたのタイプによって変わるでしょう。
基本的には源泉徴収ありの方がラクチンでメリットも多いです。
【メリット】
証券会社側で税金の計算や納付をしてくれるので、面倒な確定申告や税金の納付を行わなくても良い
個人事業主、主婦、学生など給与所得を得ていない人は国民健康保険料が上がる心配がない
【デメリット】
確定申告を行わくてはいけない場合が発生する
取引毎に税金が事前徴収されるので再投資の効率が落ちる
上記の内容から想定すると、
源泉徴収あり
会社員、個人事業主、主婦、学生などが余剰資金の運用を気軽に行う場合
源泉徴収なし
会社員が、確定申告の手間より、再投資の効率を高めたい場合
個人事業主、主婦、学生などが、確定申告の手間及び国民健康保険料の増加より、再投資の効率を高めたい場合
に分類されると思います。
以上の分類から、源泉徴収あり、なしの口座を選択するといいと思います。
ちなみに源泉徴収ありを選択した場合でも確定申告を行うことが出来るので、
他の証券会社で発生した損益通算や繰越控除が可能です。
続きます。